OS設定編

OSはインストールしただけでは使えない。適切な設定が必要。

ユーザの設定

まずは通常使用する環境となるユーザを登録、設定する。

基本的なシステム設定

以下のうち、単にファイルに書き込む物は実機でなくてもCFを作業用パソコンに繋いでmountして行っても良い。その場合ファイルパスは全てmountした場所からのパスになる。

雑多な設定

これはファイル展開時にやっておいた方がいいかもしれないこと。

rc.confの設定

最低限の設定では、マルチユーザに移行するようにしたこととhostnameしか設定していない。ここではそのほかの設定をする。

wsconsの設定

NetBSDの機種非依存デバイス制御のひとつとしてwscons (Workstation Console)がある。hpcshのデフォルトで使用可能になっており、コンソールでの複数仮想端末制御やキーマップ、ポインティングデバイス制御、そしてフレームバッファ制御なんかを行うことができる。

タッチパネルの設定

NetBSD/hpcshではJornadaのタッチパネルをポインティングデバイスとして使用できる。使用するためにはまず初期設定が必要。

swapに関して

インストール時にswapパーティションを作成しなかった。これはCFには書換え回数に寿命があり、同じ場所を頻繁に書き換えているとあっという間に寿命に達してしまうから。メモリの少ないJornadaではswapに頻繁に書き出すことが予想される。ならばいっそのことswap無しにして、実メモリ以上のことはできないようにしてしまえ、ということである。

そうは言ってもどうしてもメモリが欲しい場合がある。そんなときはファイルを作成してそのファイルをswapエリアとして使用するという方法が使える。

ネットワークカードの使用

NetBSD/hpcshは当然のごとくネットワークカードを使える。PCMCIAカードを挿入すれば、ハードウェア的に認識する。基本的にこれらは機種に依存せず、NetBSD/i386でも何でもまったく同じ使い勝手である。

$Id: ossetting.html,v 1.8 2007/06/02 12:41:36 oshima Exp $