Xserver for NetBSD/dreamcast


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Xdreamcastは既にNetBSD標準配布物に含まれています。NetBSD 3.0以降はそちらをおつかい下さい。以下の内容は古い物ですが参考のために残しておきます。

これは何?

NetBSD/dreamcast用のXサーバとXクライアントです。640x480/16bppの画面のみをサポートしています。 PowerVR2のアクセラレーションは一切使ってません(フレームバッファのみを使ってます)。 これはX11R6.3/XFree86 3.3.6ベースのNetBSD/hpc用のXhpcを元にしています。

これはNetBSD 1.6U以降でしか動かないでしょう。NetBSD 1.6.1では動きません。

ファイル

カーネルパッチ

Xサーバを動かす前に、カーネルに以下のようにパッチを当てる必要があります。

  # cd /usr/src
  # zcat /where/path-to-patch/kernel-20030813.diff.gz | patch -p0

この後、カーネルを再構築してください。

このパッチはmms(4)の垂直方法の向き(Delta-Y)を変更し、pvr(4)にスクリーンせーバーのためのビデオ出力ON/OFFのioctl(WSDISPLAYIO_SVIDEO)を追加します。

makeの仕方

  1. xsrcをNetBSDのCVSリポジトリからチェックアウトします。
  2. 以下のようにxsrcにパッチを当てます。
      # cd /your/xsrc
      # zcat /where/path-to-patch/xsrc-dreamcast-20030813.diff.gz | patch -p0
    
  3. NetBSD/dreamcast上でxsrcディレクトリでmake, make installを行います(これはセルフビルドということです)。

      # cd /your/xsrc
      # make 
      # make install
    

    成功すれば、/usr/X11R6にX11が作成されているでしょう。

Xサーバを起動する前に

  1. /etc/ttysを以下のように編集します。

    console "/usr/libexec/getty std.115200" vt100  off secure
    ttyE0   "/usr/libexec/getty std.115200" vt100  on  secure
    

    これは必須ではありません。しかし、これはXサーバを動かすための非常に簡単な方法です。

  2. DreamcastキーボードとDreamcastマウスを接続します。
  3. NetBSD/dreamcastをリブートします。

実行方法

  1. NetBSD/dreamcastにコンソールからあなたのアカウントでログインします(ネットワークからではありません)。
  2. PATHに/usr/X11R6/binを追加します。
  3. xinitまたはstartxを実行します。
  4. NetBSD/dreamcastのX Window Systemへようこそ!

もちろん、xdm(1)を動かすこともできるでしょう。

注意事項

スクリーンショット


twmが起動する、startxによる標準の起動画面です。


多少カスタマイズしたxdm(1)のログインパネルです。


pkgsrcから作成したblackboxウィンドウマネージャとatermを使っている画面です。


さらにいくつかのXクライアントです。Mosaic, xengine, w3m-img等が動いています。とても重ひ…


oshimayaのsc.starcat.ne.jp
$Id: index-j.html,v 1.4 2006/08/26 11:30:40 oshima Exp $