About NetBSD/landisk

これは何?

IO DATALANDISKでNetBSDを動かしてみたりするメモページ。気が向いた時に更新。まだ作成中。

注意: 私個人は単にユーザとして動かしているに過ぎないので中身についての詳しいことはわかりません

現状

ハードウェアについて

本体

私が動作させているのはHDL-120ですが仕様上他のHDL/HDL-Wシリーズ、およびLANTANKでも動作すると思われます。さらに形態/内蔵デバイス等がは異なるものの、USL-5Pでも動作するということです。なお、残念ながらUSL-5P以外のLANDISKは既に生産中止になっており現行のLANDISKではCPUが異なり動作しません
HDL-GシリーズGLANTANKはCPUがIntel XScaleであることから全く異なるので動作しません。これらは最近NetBSD/evbarmでサポートされています。
さらに最近のLANDISK HDL-Fシリーズ, Giga LANDISK HDL-GXシリーズもarm系CPUになっているのでNetBSD/landiskは動作しません。また、CPUが異なるため、NetBSD/evbarmも現状では動作しません

動作デバイス

動作しているもの

未確認

シリアルケーブル

LANDISKにはシリアルインターフェースの口がありませんが、内部の基板にはCPU内蔵scifの端子から4pinの端子が出ています。ここにRS232Cレベルコンバータを接続することで、通常のシリアルとして使用可能になります。通常これはシリアルコンソールとして使います。USL-5Pの場合も同様のようです。

LANTANKの場合はオプションでシリアルケーブルが発売されているようですので、これを使用できます。

運用できるような状態になれば必ずしもコンソールでの操作は必要無いかもしれませんが、現状ではシリアルケーブルはほぼ必須と考えた方が良いでしょう。

シリアルケーブルはMAX232で3.3VをRS232Cレベルに変換するだけの非常に簡単なものですが、作り方はMizore Wikiのシリアルコンソールをつなげるがわかりやすいと思います(端子側のTxDが2つありますが誤植でしょう。CN7-3はRxDだと思います)。また、なんかの携帯電話接続ケーブルがMAX232内蔵なので切断して使えるという話も聞きましたが詳細は不明。

準備するもの

LANDISKでNetBSDを動かそう、と思うその前に。以下のものを用意しておく

NetBSD/landiskのインストール

ソフトウェアの準備

2005.7現在、NetBSD/landiskは正式なportではありません。そのため、既にサポートされているportと比べて多少準備が増えます。NetBSD/landiskは正式なportになりましたがまだバイナリ配布はされていません。が、大筋においてほとんど普通のNetBSDと同じです。

もちろんインストーラなんて物もありません。通常は高速なホスト環境でCross buildする必要があります。

(以下未完)

landisk用配布セットの作成

ターゲットHDDへの作業

  1. ターゲットHDDをi386側になんとかして接続
  2. fdiskでNetBSD用のfdiskパーティションを作成
  3. disklabelでNetBSDのパーティションを作成
  4. newfsで初期化
  5. installboot -m landisk ターゲット
  6. kernelのコピー

順番を間違えないように(例:fdiskした後でMBRを書き込むとFDISKパーティションテーブルが上書きされて消えてしまいます)。

最低限kernelさえあれば起動の確認はできます。initが見付からずにpanicしますが。

起動

パッケージ

NetBSD/landiskは NetBSD/sh3elのひとつで、ユーザランドはhpcshやdreamcastと互換性があります。すなわち、hpcshやdreamcast用に作成されたバイナリパッケージをインストールし動作させることができます。

しかし2006.9現在、正式なNetBSD/sh3el用のバイナリパッケージは配布されていません。つまり、pkgsrcを使い自力で作成する必要があります。

(2006.9.12)個人的にsh3el用binary packagesを現在作成中ですが、pkgsrcを一通り全部終わるまでには約4ヶ月以上はかかりそうです

現在の問題点

そのほか

参考サイト


$Id: index.html,v 1.16 2006/09/26 15:12:03 oshima Exp $