VAXの実機はさすがに持ってないし、持ちたくもない。しかしやはり*BSDユーザとしてはある種の憧れ。 しかもNetBSDはVAXをサポートしている。
そこでエミュレータ上で動かせる
やり方は基本的には以下の通り:
Historical computer simulator
対応ハードウェア
altair altairz80 eclipse gri h316 hp2100 i1401 i1620 ibm1130 id16 id32 nova pdp1 pdp10 pdp11 pdp15 pdp4 pdp7 pdp8 pdp9 s3 sds vax
インストール用のNetBSD/vaxインストールメディアを用意する。
基本的にはHOWTO通りだが多少変更。
起動
% simh-vax
ハードウェアバイナリの読み込み
sim> load -r /usr/pkg/share/simh/ka655.bin
ディスクの割り当て
sim> set rq0 ra92 1.5Gディスクの設定 sim> set rq1 cdrom CD-ROMの設定 sim> set rq2 rx33 1.2Mフロッピーの設定 (ブートCD使用時は不要)
show m とすれば設定可能な値一覧が見られます
ディスクの実体の割り当て
sim> at rq0 /foo/bar/netbsd.dsk ディスクイメージ(無ければ自動作成される) sim> at rq1 /hoge/fuga/netbsdvax.iso NetBSD/vaxのインストールCDイメージ sim> at rq2 /where/to/vax/installation/bootfs/boot.fs ブートFDイメージ(ブートCD使用時は不要)
ブートFDから起動の前に
sim> set CPU 64M メモリを64Mに設定(最大容量)
ブートFDから起動
sim> boot CPU : >>> boot dua2:
ブートCDROMならば
>>> boot dua1:
NetBSDのインストールカーネルが起動し、いつものインストーラ(sysinst)が起動
CDROMからインストールするにはメディア設定時にdeviceを/dev/ra1aにする
ネットワークを使うためには、rootでsimhを起動する必要がある。これは EthernetをPromiscas Modeで使うため。
物理インターフェースを定義する
sim> at XQ0 url0 実際のインターフェース名url0を設定
MACADDRESSも変更できる
sim> set XQ MAC=01-23-45-67-89-AB
NetBSD/vax側からはqe0として認識される
いつものNetBSDの設定です。
ただし、IPv6は現状使えないようです。
qe0: DAD complete for fe80:0001::0a00:2bff:feaa:bbcc - duplicate found
IPv4なら動くので、Xクライアントも動きます。
なぜかlocaltimeの設定がうまくいかない。 RTC_OFFSETの設定の問題? ホスト側のTZ??
simh起動し、ゲストCPUをbootした後はCPUを100%使用するみたい
ネットワークをサポートするのは現状はNetBSD/OpenBSD/Windows/Linuxらしい
決して速くない。PentiumIII/800MHz上でrsa1のkeygenが1分40秒